「がん」は口の中にも出来る、放置すると危険 ご存じですか?口腔がんのこと
年間8000人がかかり、多くの方が死亡しているとされている「口腔がん」。年々増加しています。
がん全体では1~2%と少なく、あまり知られていないため放置されやすく、進行してしまうと死亡率が高くなり、術後も顔の形や発音の変化など後遺障害が残るため日常生活に支障をきたします。
欧米では国を挙げて口腔がん対策に取り組んだ成果として、死亡率は減少しているのです。
①危険因子
アルコール(絶対量が多いことや高濃度のものに注意)、喫煙、虫歯の放置、尖っている不良の金属や詰め物、口の不潔、刺激の強い食べ物、栄養不足などと言われています。
肝がんや乳がんなど他の臓器にできたがんが口へ転移することもあります。
②症状
出血、口臭、腫れ、しこり、ただれ、歯のぐらつき、盛り上がりや陥没、しびれ、白や赤い帯状の表面が治らない。いつまでも治らない口内炎。
かなり進行しても痛みを感じない場合もあるので、痛みがないからといって放っておくのは危険。
③治療と予後
一般のがんと同じように手術、放射線療法、化学療法を用います。
5年生存率は全体で60~70%。初期であれば後遺障害も少なく5年生存率は90%を超える報告も多く出されています。
進行したものでは5年生存率はかなり下がってきますので早期発見、早期治療が重要です。
④対策
直接見えるため発見しやすいがんです。
治療していない虫歯を放置しないためにも歯科医院で定期的に検診しましょう。
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